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London Fogという飲み物

季節感を無視して新メニューを考えている店主Amiです。コーヒーはもちろん好きですが最近じわじわと熱くなっている「お茶」が気になっております。NCBではコーヒーが飲めない!好きじゃない!という方もいらっしゃるので、紅茶系のメニューがあります。以前提供していたミルクティーは何だか味がはっきりせず、納得がいかなかったので初期のころにメニューから外しました。が、やっぱりミルクティー飲みたいな~と考えていたところ閃いたのです!ということで本日より「London fog(ロンドンフォッグ)」という新メニュー誕生です。

 

思い出の飲み物

この新メニューLondon fogと名前だけ聞くと何のことやら?と思われますよね?簡単に言ってしまうとミルクティーなのですが、バンクバーやビクトリアなどのカナダ西部にしかない飲み物なんだそう。というのも店主Amiは大学生の頃カナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアというまちで暮らしていたことがあります。ビクトリアはカナダの中では比較的規模が小さく、穏やかで、美しいまちに1年ほど留学していました。思い出せばホームステイ先のお母さんが初日に連れて行ってくれたカフェでこのロンドンフォッグが気になり、店員さんに尋ねたら拙い英語を喋るアジア人に「カナダらしい一杯よ!試してみて!」と笑顔で答えてくれて、なんだか嬉しくてワクワクしながら購入した記念すべき一杯でした。もちろん飲み物の説明も受けましたけどね。笑

ビクトリアのインナーハーバー 奥に見えるのは街のシンボル州議事堂

 

ロンドンの霧

さてカナダ西部のまちでもこのメニューのレシピはお店によって様々なので大雑把に説明すると、基本的にはアールグレイの紅茶を濃く淹れてそこにスチームミルク、シュガーとバニラシロップを加えています。このロンドンフォッグ、直訳すると「ロンドンの霧」ですが、スチームミルクが霧のように見えること、紅茶の文化があり霧のまちとしても有名なイギリスの首都名からとった名前なのでは、と現地の人は説明してくれましたが本当かどうかは不明です。因みにビクトリアは1849年にイギリスの植民地となり首都となった歴史と経緯があるのでイギリスの文化にルーツがあるものは今も多く残っています。

NCBのLondon fog

 

アメリカンアールグレイの茶葉

さて、NCBでは元々お店で扱っている紅茶が「アメリカンアールグレイ」といいまして、柑橘系が控えめでバニラを含む素材で香りづけされています。(アールグレイ自体フレーバーティなんですね)この紅茶の魅力を最大限にしたいという想いから敢えてバニラシロップは加えていません。やさしい口当たりでほんのり甘くてバニラが香る少し繊細な出来上がりになりました。

私はロンドンフォッグをホッとしたいときによく飲みます。思い出があるからなんでしょうけど少し疲れたとき、ちょっとリラックスしたいときにおススメです。あっ、あと朝にもおススメですね。余談ですが、実はこのメニュー、スターバックスでも実はあるんですね。この名前ではないですけど、興味がある方は探してみるのも面白いかもしれませんよ。