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花粉症の季節は多摩の木を想いながらカトラリーづくりを!

花粉飛来のニュースが目立つようになってきましたね。ここ3年ほど春先に鼻がかなりムズムズするようになりましたが、まだ花粉症ではないと自慢したい店主Amiです。昔は鼻がムズムズすることもなかったので花粉のニュースはスルーしていたのですが、ここ最近気になってきました。

 

多摩産材を知る

東京の花粉は多摩エリアにある杉やヒノキから飛来していると言われています。農林水産省でも樹齢30年以上の杉の木を伐採して、花粉の少ない針葉樹や広葉樹を植樹する取り組みを行っています。が、木材の価格低迷や後継者問題で林業を営む人もかなり減り、いまだ伐採されるはずの時期を過ぎた木々たちが多く残っています。

そんな多摩産材、今では建築の現場で構造材としても使用されることが増えてきました。多摩産材を積極的に利用されている建設会社さん、工務店さんもいらっしゃいます。私も東京に工務店を構える身として貢献したいな。と考えていたのですが、新築住宅の需要の減少で構造材を扱う機会が減ってきたり材料の流通ルートの関係で手に入りにくく、何かないかなと探していたところ出会ったのが株式会社budoriさんが販売されている「KINO」というプロダクト。因みに私がこのプロダクトに出会ったのはもうかれこれ6~7年前になります。

これはおやこさじキット

多摩産材を扱う製材所さんと一緒に作っているプロダクトで、大・小のさじを自分の好きな形に削りだせるカトラリーキットです。構造材として使用できない間伐材を製材所の職人さんんが小さく切り出し、一番難しいスプーンのくぼみを削りだしてくれています。キットの中には紙やすりや蜜蝋も入っているので仕上げまで自分でできます!

 

自分で作るカトラリー

自分でカトラリーをつくる。「楽しそう!」って思われる方も多いと思います。つくった事のある身とすれば楽しいです。楽しいですけど大変です。大きいスプーンは写真のような形になるまで8時間ぐらいは有しているでしょうか。長くやっていると手首がちょっとおかしくなります。(違和感ぐらいですよ!大事には至りません。)刃物に慣れてない人はコツをつかむまで力が入りすぎるせいで腕と肩が凄く疲れます。集中しすぎて汗だくで作業している人もいました。

「木を削る」そんな単純な作業なんですけど、大変で楽しい。何よりも熱中してしまう。それだけ時間をかけて熱量をもって作れば大切に使いたくなりますよね。ものづくりのおもしろさは作ること自体にもありますが、その作ったものでどう暮らしが豊かになるかということに尽きると思います。このプロダクトは当たり前のように過ぎていく毎日の中で心温まる一瞬を生み出してくれます。「このスプーンで何を食べよう?」「自分て作ったスプーンを大切な人につかってもらおう」ほんの些細なことでも、ものづくりがきっかけとなってその人の暮らしが明るく楽しくなればいいなと思っています。

このカトラリーキットは購入して頂けますが、カフェオープンの時間はお店の工具を利用してその場で削って頂くことも可能です!

お茶しにきながらコツコツ削ってもらってもいいですし、残りはおうちでというのもいいですね。

一回削ると元には戻せませんが、無垢の木なのでスプーンを使用しながらさらに削って形を変えることも可能です。ものづくりに「不器用だから」なんて遠慮はいりません。つくってみたいと思ったら是非行動してみてください。