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Vol.01

issue1

CRAFT BASEは
クラフト×ショップ×カフェの
コミュニケーションスペース

 小さいころ夢中で何かを作った経験はありませんか?
 失敗しても、その熱は冷めず、次にもっといいものを作ろうと準備して、試行錯誤する時のあのワクワク感。思い描いたものを自分の手で形にする楽しさ。ものづくりには新しい何かを創造する力があります。
 私たちコスガ工務店は、そんなものづくりのワクワク感をみんなでシェアするコミュニケーションスペースをつくりました。

CRAFT BASEへの思い

小菅 亜実
CRAFT BASE代表、株式会社コスガ工務店

楽しいことが、起こる気がします。

 最近にわかに、「自分で作ろう」「DIYしちゃおう」って人が増えています。でも、その実態は「どうしたら良いか分からない」って人が多い。そういう人が集まって情報交換するところが「CRAFT BASE」です。 地域にはいろんなことをしている人が必ずいるから、人を紹介し合い、情報交換をして横のつながりをつくっていけば、楽しいことが起こる気がします。

 西東京市(東伏見)は、私の家族全員が生まれ育った街です。親戚もいっぱいいます。先代からお付き合いしているお客さんもたくさん住んでいます。だからこの地域を楽しい街にしたいんです。若い人にも来ていただいてもっと面白くしたい。美味しいお店がたくさんあって気軽に立ち寄れる場所にしたい。レストランでも居酒屋でもカフェでもいい。そんなコミュニケーションができる場所が増えて欲しい。そういう場所がいっぱいできたら街が勝手に変わると思うんですよね。そうなったらいいなー、面白いかなーって思って「CRAFT BASE」をつくりました。

CRAFT BASEは、私の生き方。

 「CRAFT BASE」は、私の生き方としての「チャレンジ」です。この活動の終着点は、次の時代に向けて「地域の暮らし」を描くことです。

 これからどんどん人口が減る、社会保障も減り、年金ももらえない、それでも税金は上がっていく。いい話は無い訳です。私はその中でどれだけ楽しい生活をおくれるかに執着しています。どうせやるなら楽しいことの方がいい。今の閉塞感を破るためには、楽しいなぁと思うことは行動に移した方がいい。体験したり、コミュニケーションをとることが一番の起爆剤になるはずだと思っています。そういうことが起こる場所を自分たちの地域につくって、まず、自分たちで動き出してみようと思います。

 近い将来、住みたい人が増えて不動産価値も上がるかもしれません(笑)。そうすると建物の使い方や建て方も変わってくる。木造賃貸住宅の1階を、個人事業者が借りられるサイズのショップにしたり、地域に住むお年寄りのリフォームを、若い人たちの力でDIYしたり、障害を持った人たちとコミュニケーションする場が自然発生的に生まれると思います。その時、これをどのように応援できるかが問われるはずです。私は、その時代に向けて、「CRAFT BASE」の母体であるコスガ工務店とともに、地域に深く関わっていくつもりです。

 今はまだ、この街にどういう人たちがいるのかは分からないけど、行動したらきっと、そういう人とつながるはずです。その時は、新しいアイデアも増えると思うから、今はそれを楽しみにしています。

谷本 健治
株式会社KAY・PLANNING代表

生活ベースのDIYへ。

 マイホームを建てる、車を買う、そして子供を大学に通わせて現役を引退したら年金で暮らす。これは戦後につくられた成功イメージです。そして多くの日本人がこのイメージを共有しました。国はこのイメージに向けて様々な制度をつくり、企業は新商品を開発して売り上げを伸ばした。そして多くの人の所得は増え、この豊かさを実感させる消費は増え続けた。右肩上がりの時代にはそんな空気感が世の中を包んでいました。でもいまは、終身雇用や年金もあやしいから、死ぬほど働いて生活を切り詰めマイホームを建てようと考えている人は少ない。これは先に小菅さんが話した通りです。

 そんなことをコスガ工務店さんと話していた時に出てきたアイデアが、生活をベースにしたDIYという発想です。これは、質の高い住宅をローコストでつくる一つの方法です。インテリアや造作材、間仕切りなどを全て外し、基礎や外壁などの法的に絡むところはプロがきっちり工事する。あとは、住まい手が住みながら少しずつ作っていけば良いというスタイルです。
このスタイルを誰もが受け入れられるとは限りません。でも、いまの時代であれば、この価値観に共感する人が少なくないと思います。

 自分たちで作ったモノに囲まれて暮らしていると、「ああ、これが私たちのスタイルなんだ」と感じることがあります。自分たちで考えてカタチにした暮らしには、豊かな時間が流れます。それは「自分たちでつくる」という行為の中に、「家族や仲間のそれぞれの想い」や「ともに作り上げた時間」、そして「成し遂げた達成感」が宿るからです。いま、この価値観をカタチにする一つの方法が、DIYいう生活のスタイルです。
 欧米では、DIYが生活に根付いています。ちゃんと手入れした家が三十年後に高い値段で売れるから。でも、スクラップアンドビルドが主流だった日本では、この文化が育っていません。だからこそ、「CRAFT BASE」のような場所が必要です。
 まずは、楽しそうだねとか、体験してみようかなという視点の移動でいいと思います。どうぞ、DIYを楽しんでください。

Nishitokyo CRAFT BASE
お披露目会

 8月末にプレオープンしてから約1か月、10月2日遂にNishitokyo CRAFT BASEがオープンします。
 オープンを記念して、10月2日はささやかなお披露目会を致します。
 当日はハンドドリップコーヒーやその他飲み物と、ちょっとした軽食をご準備致しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。

上記イベントは終了しておりますが、
下記「ワークショップ」ページより
スケジュール確認し、
お気軽に遊びに来てくださいね!

ご質問やご不明点等ございましたら、
下記「お問い合わせ」よりご連絡ください。
お電話でも受け付けております。