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Seoul 19′ コーヒー編

毎年1回、クラフトビールやコーヒーが好きな友人と旅に出ています。クラフトビールやヒップなコーヒーカルチャーは日本や欧米だけでなく様々な国で広がりを見せています。ということで昨年の香港に引き続き今年もアジア圏へ。「どうやらソウルのクラフトビールがキテるらしい!」という情報をかぎつけ今年は韓国・ソウルへ行ってきました!韓国はクラフトビールよりも、もともとカフェ文化が強く根付いている街でもあるので行先は即決でした。フライトの短さはお財布にも体にも優しいですね。もはや国内旅行か、と思うぐらいの近さ。女性向けのコンテンツも多いので一人旅にも向いてそうです。

ソウル市民の憩いの場、漢江

さて、今回はカフェ編ということでソウルのカフェ事情と、お豆のお土産にセレクトしたお店のレポート、行ってみて感じた個人的なお話をブログにしたいともいます。

実は韓国にはこれで5回目ぐらいなのですが(回数がうろ覚え)なんと気づかぬうちに7年ぶりのソウルでした。ソウルのまちもこの7年でだいぶ開発が進んだり、古い建物をリノベして居心地のいい空間が増えてきたようです。

 

ソウルはカフェのまち

以前もソウルの街中にはコーヒーショップが多かったのですが、どちらかといえば海外・国内のコーヒーチェーン店が多かったイメージ。って言ってもエリア1ブロックに1~2店ぐらいお店がある感覚で、日本の比じゃないぐらい多いです。繁華街に行くと右左、上を見てもカフェがあって圧倒されることもしばしば。韓国の人は若い人はもちろんそれ以外の方もカフェに行くことが多く、出勤前・昼休みや休日友達やカップルでお茶したり、勉強しに行ったり、夕食後の家族の団らんの休憩にと、カフェは毎日の生活の一部という感じ。そうして東京と異なるのはどのお店もあんまり満席にならないということ。いろんな利用の仕方はあると思うのですが、私はカフェってリラックスできる場所という考えが強いです。なのでコーヒーは飲みたいのにちょっと休憩しようとしたら人がいっぱいで席がないとか、注文までにかなり並んだりするのはどうしても避けてしまっています。韓国ではほとんどのお店にそんな忙しなさがなくて、コーヒー片手におしゃべりや飲み物をリラックスしながら楽しんでいる姿が素敵な光景で印象的でした。

ほとんどのカフェに大きいエスプレッソマシーンが設置されています

相変わらずエスプレッソを中心としたメニューが中心のカフェが多いですが、農園からフェアトレードした品質の良いコーヒー豆を自家焙煎で出すお店も増えてきました。今回クラフト(手づくり)やそんなコーヒーの時間が醸し出す空間を見に行きたくて6店舗ほどカフェに訪れてみました。その中で興味を持った3カ所のお店で扱っているお豆を持ち帰りましたので、お豆と一緒にご紹介します。

 

 

勝手にCOFFE CARRAVAN in SEOUL

1件目は「デリム倉庫ギャラリーCO:LUMN(コラム)」というお店。ソウルの東側に位置する聖水洞(ソンスドン)のエリア。大学に近いこともあり若者が多く近年急速に姿を変えているエリアです。もともとこの辺は大通りの一本裏に入ると車の修理場など昔のレンガ造りで大きな倉庫が立ち並んでいます。ここはそんな倉庫をギャラリーとして大胆にリノベしたカフェで、このエリアの火付け役と紹介されています。

 

昔のレンガ造りの倉庫をリノベしてギャラリーにした店内

実際ここがオープンしてから新しいカフェやレストランが周辺にどんどんできているとのことで、数年後にはまた面白い発見があるかもしれません。現地のクリエイターさんたちも多く、そんな人たちと同じ空間を共にする楽しさもあります。倉庫ということもあり高さを利用して建物の中には高さ4~5mほどの木がたくさんあり、天井はガラスのような素材で気持ちのいい日の光を取り入れています。天井の空間を埋める木のオブジェもとても印象的でつい長居してしまいそうなカフェ。

建物内に現れる木、天井はガラスのような透明な素材なので日中は気持ちよさそう

天井からはアート作品も。19時頃でも人が多い人気店

数種類あるシングルオリジンをこちらで焙煎して販売しています。こちらからはコロンビアのお豆を購入。メイプルのような香りと甘みを感じながらもオレンジピールの爽やかさがこの季節に気持ちいいですね。NCBではアイスがおススメです

パッケージもスタイリッシュ

 

2件目は弘大(ホンデ)にあります「COFFEE Libre」。この弘大も大学近くにあって若者のまちとして人気のエリア。

休日夕方の弘大、キャットストリートに芝生があって敷物を出して思い思いのリラックスタイム

ブラジルの仮面レスラー”ナチョリブレ”に由来していて現在は韓国国内に4店舗あるそう。ソウルでのスペシャリティコーヒーの先駆け的な存在のようで、コーヒーの生豆は現地から直接購入して焙煎しています。

レスラーマスクのロゴ看板が可愛い

カッピングなどコーヒーに関するイベントも多く行っているそうで、コーヒー好きが集まるこぢんまりとした居心地の良さがありました。

こぢんまりとして落ち着いた店内

オリジナルのアート作品も

お豆の種類も多くて迷いましたが、エチオピアをゲット。エチオピアらしいベリーやプラムのような甘い香りが面白くアイスやアイスカフェオレがおススメです。

農園のおじさんをイメージさせるイラストが素敵なパッケージ

 

最後は「Flitz Coffe」、孔徳という駅の近くのお店。エリアとしては弘大がある麻浦地区になりますが、滞在したホテルのたまたま近くにあっていってみることに。

イラストとハングルのデザインも面白い

こちらも韓屋をリノベしたお店、気持ちよさそうなルーフトップも

ソウルのカフェはペストリーと一緒になっていることろも多くてこのお店もそう。訪れたのが日曜日の朝ということもあり、朝ごはんを食べたりテイクアウトする人で観光客や地元の人がたくさんいました。こんな日曜日の朝っていいな~。自分が住んでるエリアにあったら幸せだな~。と羨ましく思いましたよ。

建物はこちらも昔の韓屋をリノベしていて、ノスタルジックな家具や明るすぎない内装でスタッフの人がアットホームで心地良かったです。街中なのにルーフトップもあってこの季節は本当に気持ちが良かったです。

こちらも現地から生豆を直接購入していてこだわりのコーヒーを提供しています。珍しくインドのお豆があったのでこちらをお持ち帰りしました。苦みが少ないのとスムースな口当たりで朝のホットコーヒーに向いているかと思います。

コーヒー豆を買うときはどんなところのお豆なのか、どんな人がどんな空間で焙煎しているのか見て知るのが醍醐味ですが、個人的にはパッケージデザインも選ぶ楽しみの一つ。

これはFritz Coffeeの他のお豆のパッケージ

それぞれのお店の個性を反映していて、迷ったときはパッケージで選んだりもします。韓国らしくハングルの文字をデザインしているものもあって、そんな部分からも今の韓国のコーヒーカルチャーを見ることができて楽しいですね。

 

今回訪れた他のコーヒーショップ、エリアやコンセプトによってはスタイリッシュなところも多い

 

今回数件のコーヒショップを訪れてみましたが、ハンドドリップをしたりお豆の焙煎もしているお店はリノベしているところが多かったです。やはりクラフト(てづくり)は空間にも表れるんだなと実感。古いものを汚いと決めつけて壊してしまうのではなく、良さを残して新しく解釈し直した空間を再びつくる。そんなことをさらに実感できる今回のコーヒーショップ巡りでした。

にしてもちょっと驚いたのはどこでもWifiが使えるということ。もちろんFREEで。お店に入るといたるところにIDとパスワードが描かれた紙がありました。簡単に接続できるので旅行者にとってこれはとてもありがたい。流石だなと感じまいた。

良くも悪くも物事の動くスピードが速かったり、それにかけるエネルギーの量が日本と異なったりで学ぶことも多くあったカフェ視察。もう少し長く滞在出来たらお気に入りの本でも持ち込んでゆっくり過ごしてみたいですね。ソウルへ訪れる際はそんな空間をのんびり探しに行くのもいですね。