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AMI日記、DIY、ものづくりカフェ、店長のひとりごと、暮らし

レコードラックをDIYしてみた

いくつか前のブログでレコードを買い始めたお話をしましたね。新しい趣味を作るのはいいのですが、その分モノが増える。となると収納が必要になる。ということでレコードラックをDIYしてみました。

ネットにあがっている写真やアイデアを参考に設計してみました。上段はレコードショップっぽくジャケットが見えるよう表向きに下段は背が見えるような収納になっています。

材料は工務店で余った、もしくは使えないサイズ又は汚くてハネたものを再利用してます。小さめのラック等はパーツが大きくないので余り材や端材が使いやすいです。材料は工務店の特権で大工さんに切ってもらいました。笑 ホームセンターだと指定のサイズにカットしてくれるサービスがあるので便利ですよね!

さて材料は24㎜の合板と12㎜の合板だけ。余り材なので24㎜はラーチ合板、12㎜は桧の合板です。

入れたいもののサイズから追って箱の組み方や細かい寸法・仕様を決めます。

そもそもなぜ厚みの違う2種類の材料を使うのかということですが、レコードや本って結構重いんですね。今回のサイズにもし全部レコードが入ると約20㎏ぐらいになります。そのためには強度の問題と、板材がたわまないように考える必要があります。強度としては長いビスで固定が必要ですが、ビスを受ける側の板の厚みが12㎜だと5㎝程度のビスを真っすぐ打つのはかなり大変ですし、割れてしまう可能性も高いので24㎜の厚みの板を使用しています。

ぶっちゃけ24㎜じゃなくて18㎜とかでもいいのですが(そのほうが見た目もスッキリしますし...)、18㎜の合板ってそんなに流通してないのでオーダーで3’×6’板をわざわざ発注するのももったいないです。

因みに脱線しますが、住宅では12㎜を壁下地などに。24㎜は床下地に使うことが多いので15㎜や18㎜など使用頻度の低い合板のほうが1枚の金額がかなり割高になります。

 

指定の寸法に切り分けたら材料の角をやすりで軽く面取りしたあと、ビスの下穴をあけます。どこに何ミリのビスを打つのか、角でビスが交差して当たらないかを検討します。私の場合は穴割れ防止と後で電動サンダーで作業しやすくするため座繰りカッターでビス頭の下処理をしておきます。

写真撮り忘れたので作業馬づくりの時の写真です。参考までに

全部処理できたらボンド接着していきます。私の場合は先に側面と背面、棚板、底板を右側からボンドで仮止めできたらビスで固定していきます。そしたら次に左側面の板を蓋をするような形で接着後棚板や背板がズレていないか確認、微調整しながらビスで留めていき箱は完成です。

ここまできたらあとは仕上げ。

電動サンダーで全体をやすりがけして保護塗装にオイルを塗ります。木工用でもいいですが、材料を余らせたくないのと匂いが苦手なので私はオリーブオイルで。合板の表面はオイルをよく吸うので多めに用意しておくほうが良いと思います。

全部塗り終わったら車輪をつけて完成です。制作自体はスムーズにいけば1時間くらいでしょうか。今回はボンドがいい感じに早く接着してくれたのでラッキーでした。

ということで必要なモノは自分で作ってみるというのもおススメですよ!